夏休み。
小さい頃、朝食によく素麺を食べていました。
お中元でたくさんいただくし、
ゆで時間も短く、
ささっと茹でて、
あとは、ちょっとの薬味と市販のめんつゆ。
手軽で、喉越しもいいので、
母にとっては好都合だったのだと思います。
でも、子供の私とっては、
茹でた素麺をめんつゆにつけて食べるだけという、
なんとも味気ないものでした。
素麺と言われるたびに、
「また、そうめ〜ん」
と文句を言っていましたもん。
そして、素麺が残った翌日は、煮麺というお決まりのコース。
すっかり伸びきってしまった素麺をさらに煮込む。
これなら、まだ素麺の方がマシ。
暑い日にぐずぐずの煮麺は、かなり苦痛でした。
あれから数十年がたち、今はそのことを懐かしく思います。
先日、京都で教えていただいた煮麺。
バージョンアップされたそれは、
さらに本格的なお味になっていました。
熱いのに、清涼感たっぷりなので、夏でも美味しくいただけます。
暑いからと冷たいものをついつい口にしてしまいますが、
この煮麺なら、はふはふしながら、あっという間に完食。
いい汗かけます。(笑)
今日あたり、煮麺にしようかなぁ。