ブログトップ | ログイン

こ ぞ う 史

kozotrack.exblog.jp

私の原点

私の中に、
自分を良く見せたい
とか
人に褒められたい
とか
そういう「むさぼる心」があります。

この心は、ここで語るとそれはそれは長~くなってしまうほど、
今まで生きてきた環境で培われてしまったのだと思います。
だから根深い。

それを象徴するかのようなコメントをこちらの記事でしてしまいました。
師がズバッ!とおっしゃって下さった通り、自分の考えがない「氣のない答え」でした。(kozo-trackが私です。)

どうしたら直るのだろう?
どうしたらなくせるのだろう?
わかりません。

なら、
どうして自分をよく見せたいのだろう?
どうして褒められたいのだろう?
多分私は、他人によく思われることで、自分の存在価値を確かめているのだと思います。

でも、
褒められる為に、
自分をよく見せる為に
頑張る時って、ちっとも楽しくないし、とっても疲れます。
それは、自分が本当にやりたいことではないから。

本当にやりたいことを頑張る時、楽しくて楽しくて、疲れなんて感じません。

本当にやりたいことかあ。



実は私、もともとは、お菓子もお料理も「作る」ことには全く興味がありませんでした。
美味しく作れたことがただの1回もなかったからです。
自分で作れなくても、作れる人に任せておけばいい、そう思っていました。

「手に職」と思い、菓子職人を目指した時も、
正直、プロに習うまでは「一生の職」を得る為という理由でした。

でも実際にプロから習って自分で作った洋菓子を食べた時、
「あー、こんな私でも美味しいものが作れるんだ!」って思いました。
それが本当に嬉しかった。
そして「頑張ったらもっともっと美味しいものが作れるようになるかも!」と、
それから、私の洋菓子への探究心が膨らんでいきました。

それは、
ヒトより上手に作れるようになりたいからではなく、
ヒトより早くできるようになりたいからでもなく、
もちろん、
誰かに褒めてもらいたいからでもありません。
ただ、
自分のこの手で、もっともっと美味しく作れるようになりたい!
それだけでした。
呆れられるほど不器用で飲み込みが遅い私。
それでも、どんなに回り道をしても頑張れたのは、楽しくて楽しくて仕方なかったからです。
時に落ち込んだことはあっても、しんどいなんて思ったことなかったなあ。

それが結果的に、自分の周りの人にも喜んでもらえたのですが、残念ながら、突き進めれば進むほど、健康からはどんどん遠くなってしまい、それに気がつき、洋菓子作りは打ち止めにしました。

でも、洋菓子作りを手放したのと引き換えに、私はむそう塾と出会いました。
そして、中川式玄米の炊き方を教わり、パスポートを取得しました。
今月からは幸せコースにも通っています。

何故幸せコースに通いたいのか?
それは、

抜群に美味しい料理が自分の手で作れるようになりたいから。
自分で作る料理を美味しい~!幸せ~♪と言って食べたいから。
ほんまの味をプロの方に教わりたいから。

そうだった、だから私、全てをリセットして幸せコースを選んだんだ。

ヒトより上手く作るとか
ヒトより早くできるとか
誰かに褒められるとか
そんな為ではなく、
自分のこの手でどこまで美味しいものが作れるのか、試してみたい!
どこまでも美味しいものを作り続けたい!
ただそれだけです。
今度は突き進んでも健康を害するようなこともありません。
そして、結果的に、家族の笑顔が見れて、家族の健康も維持できれば、こんなに嬉しくて幸せなことはありません。

心の底から、ん~旨い!と言える料理が自分の手で作れるようになること

これが私の目標です。
とっても単純、だけど、色々な面で、私を大きく大きく変えるものだと思っています。

やっとここにたどりつきました。

この目標はきっと、これからずっと私の原点です。
大げさではなく、生きていく軸になるものです。

そうだ、私の中の「むさぼる心」が出てきそうになった時、
ここに戻ってこよう。

軸がブレないように。


長文、読んで下さってありがとうございました。
by kozo-track | 2010-05-23 23:24 | わたくしこと
<< 大豆たんぱく時雨煮 OKINAWA 帰宅後にあった幸せ >>